くれ ない の 二 尺 伸び たる 薔薇 の 芽 の 針 やわらか に 春雨 の ふる。

「やわらかに」は、薔薇の芽の「針」にかかるものだが、「やはらかに春雨の」と続くことで、細かい雨の柔らかさとも思える位置にあります。

で、この古臭ピュアで超歌人的に巧いところが、 絶妙なバランスで、妙な気持ちにさせてくれたのかと思いました。

何ごとも 夢のごとくに過ぎにけり 万燈の上の桃色の月 【作者】北原白秋 【収録歌集】雀の卵 【補足】 万燈 まんどう とは、仏前で灯す数多くの灯火のことをいいます。

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第一のポイントはここ。 最後で切れるのは当たり前過ぎて、「五句切れ」とは言いません。 生前に発表された歌集は『 一握の砂』だけで、後に歌集『 悲しき玩具』などが刊行されるとともに評価が高まっていきました。 語順の通りに想像して行こう! 重要なのは、語順の通りに想像すること。 最後にこんなコメントもありました。 結核に罹患、喀血を繰り返し、晩年は寝たきりになりながらも、自らの肉体と精神を見つめ、痛烈に病と向き合いながら創作活動を続けました。 また、まだバラに花はありません。 本当はこの歌が連作の中でどのような位置をしめているのか、あるいは、全体としてどのようなことを言っていて、その全体からこの歌がどういう風な意味をとるのか、ということが大事なんですが、今回はあえてその手法をとらずに、この歌だけで解釈をこころみたいと思います。 そのほとんどは、宮内庁の三の丸尚蔵館や京都国立博物館など、国の公的な機関が厳重に保管している。 彼は、野球を題材にした短歌も作っています。